Light-O-Rama(ライトオーラマ)製品の種類と役割

Light-O-Rama(ライトオーラマ)を始めるにあたって

PC上で手軽に音楽に合わせたイルミネーションショーを作れる Light-O-Rama(ライトオーラマ)
プログラム次第で様々な灯体を思いのままに操ることができますが、導入に当たってはある程度の知識、経験が必要となります。
特にお客様からよく寄せられるお問い合わせは、
・どの機器を購入すればよいのか
・最低限、何が必要なのか
といったお問い合わせです。
各種製品の種類と役割を整理しましたので、商品の選定・導入の際のご参考としてください。


「シーケンス」と「ショー」について

「シーケンス」とは、Light-O-Ramaのコントローラを介して灯体を制御するためのプログラムのことです。
シーケンスには以下の 2種類があります。

  • ミュージカルシーケンス
    音楽付のシーケンスです。音楽ファイルの再生とシーケンスの再生を同期できます。
  • アニメーションシーケンス
    音楽なしのシーケンスです。

また、1つまたは複数のシーケンスを集めてグループ化したものを「ショー」と呼びます。
シーケンスを連続再生したり、スケジューリングすることが可能です。


Light-O-Rama製品の主な種類と役割

ソフトウェア

Light-O-Ramaのシーケンスやショー、スケジュールを作成したり、コントローラのIDなどの設定に使用します。
ショーやシーケンスの作成、機器の設定をご自身で行う場合に必要になります。
現在弊社では、以下の2種類のライセンスを扱っています。

なおソフトウェアを動かすには PC(パソコン)が必要になります。
現在のところ Light-O-Rama のソフトウェアはWindows版のみが販売されているため、Windows PC が必要です。
Light-O-Ramaが推奨しているスペックは以下の通りです(対象バージョン 4.1.2)

 OS:Windows XP / Vista / 7 / 8 / 10 + Windows Media Player 9以上
 CPU:1GHz以上
 メモリ:お使いのシステムが推奨する容量
 ハードディスクドライブ:200MB以上の空き容量

但し、実際のシーケンスの作成にはできるだけスペックの高いPCの方が快適です。
また、シーケンスの再生をPCから行う場合、シーケンスの内容によっては、スペックの低いPCだと正常に再生が行えない場合があります。
用途に応じて、できるだけ高スペックな PCの利用をおすすめします。

USBシリアルデータコンバータ

PC と Light-O-Ramaネットワーク(コントローラ等)の接続に使用します。
Light-O-Rama機器の設定や ショー/シーケンスの再生 を PC から行う場合に必要になります。
通常版(ブースト機能付)高速版があります。CCRの制御を行う場合は高速版をおすすめします。

ショータイムディレクター(再生機)

ショータイムディレクターは、ショー/シーケンスの再生を PC を使わずに行うための機器です。
設置場所が限られる場合や、PC を現場に設置したくない場合などに使用します。
G4 N2(2ネットワーク対応)G4 N4(4ネットワーク対応)ミニディレクター(1ネットワーク対応) の3種類があります。

※シーケンスの内容が複雑であったり、チャンネル数が多い場合、再生が正常に行えない場合があります。
 その場合はなるべく高スペックな PC での再生をおすすめします。

コントローラ

コントローラは灯体の制御に使用します。
様々な仕様のコントローラがあり、接続する灯体の仕様や容量、必要なチャンネル数に合わせて選択する必要があります。

※RGBの灯体を16chのコントローラで制御したり、単色の灯体を24chのコントローラで制御することも可能ですが、接続のしやすさを考えて上記の組み合わせにすることをおすすめします。

※コントローラには接続する灯体の仕様に合わせた電源を供給する必要があります。CCRの場合、DC12V電源が必要になります。

※原則として、コントローラだけではショー/シーケンスの再生は行えません。PC+シリアルデータコンバータ または ショータイムディレクターが必要になります。

コスミックカラーリボン

コスミックカラーリボンは、3球ごとに1つのピクセル(アドレス)を割り当てることができ、プログラム次第で思いのままの制御が可能なテープライトです。
長さは約5m、球数は150球、球のピッチは33.3mm(100mmで3球)になります。3球(100mm)毎にカットできます。
ピクセル数は最大50ピクセルですが、1ピクセルあたり R、G、Bの3チャンネルを使用するため、テープ全体のチャンネル数は150チャンネルになります。
通常(50ピクセルで使用する場合)、CCR1本に対し1台の専用コントローラが必要になります。
ピクセル数を減らして1台のコントローラで複数のリボンを制御することも可能です。
また、CCR互換のモジュールライトなど、CCRと互換性のあるテープライト以外の灯体もご用意しています。

LANケーブル
Light-O-Ramaネットワークリピータ

Light-O-Rama機器同士の接続は、LANケーブルで行います。
CAT5以上のものであれば、市販のLANケーブルがご利用いただけます。
Light-O-Rama機器間の LANケーブルの長さは 20m以内を推奨しています。
また それ以上の長さを敷設する場合には、Light-O-Ramaネットワークリピータを使用して下さい。

ネットワーク対応DMX信号コンバータ
(DMXデータ変換器)

ネットワーク対応DMX信号コンバータはLight-O-Ramaネットワークに DMX対応の灯体を接続する際に使用します。
この信号コンバータを使用することにより、Light-O-Ramaのプログラムで DMX512対応の灯体を制御することができます。

RJ45-XLR3ピン 変換ケーブル

DMX再生機から流したDMX仕様のプログラムや DMX調整卓で、Light-O-Ramaのコントローラに接続した灯体を制御する際に使用します。
XLR3ピンコネクタがオスのものとメスのものがあります。


基本構成例

AC電源の灯体を制御する(PCから再生、プログラム自作)

AC電源の灯体を制御する(ショータイムディレクターから再生)

※機器の設定、シーケンス・ショー・スケジュールの作成を行うにはさらに以下の製品が必要です。
(通常、これらの作業はお客様の側で行っていただく必要があります。弊社に依頼される場合は別途ご相談下さい)

DC電源・単色の灯体を制御する(PCから再生、プログラム自作)

DC電源・RGB(アドレス無し)の灯体を制御する(PCから再生、プログラム自作)

コスミックカラーリボンを制御する(PCから再生、プログラム・効果自作)